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&Critiques Blog (Arts&Books)

“Arts&Books” で美術鑑賞と読書会をさらに楽しむために
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11ヶ月で55作の名著を読む会 第05回
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    「11ヶ月で55作の名著を読む会」(多読会)の第05回11月3日(火・祝)に実施しましょう。
    下記のテキストのうち、理想的には4作すべて、標準で必読3作(◎)を読んできてください。参加条件は1作以上の読了(たとえば賢治だけでも参加可)。
    多読が目的のため、精読の必要はなく、浅い読みでも斜め読みでもかまいません。会合も、とくに発表者を立てず、参加者全員の簡単な感想を聴きながら歓談する形式をとります。
    全11回に参加必須というわけではなく、参加したい回だけに参加でもかまいません。

    【 日にち 】 11月3日(火・祝)
    【 集 合 】 16:15に高田馬場駅BIGBOX前
    【 場 所 】 高田馬場駅周辺の喫茶店など(参加多数の場合は会議室)

    今回のテーマ(Arts&Books文学選集第05巻のテーマ)は「聖なるもの」
    ただし、テーマは便宜的なもので、これについて歓談・議論するわけではありません。
    今回のテキストは下記のとおり。
    ◎ ダンテ「神曲」三部作(河出文庫ほか)
    ◎ ジュネ「泥棒日記」(新潮文庫ほか)
    ◎ 埴谷雄高「死霊 I 」(講談社文芸文庫ほか、文庫第1巻のみでも)
    ○ 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」(新潮文庫ほか)
    また、第03回〜第04回の会合の進めかたは下記のとおり。
    「クロスレビュー」→「1作目のあらすじ」→「1作目について歓談」→「2作目のあらすじ」→……→「5作目について歓談」→「次回のための連絡」
    5点満点で採点するクロスレビューをもとに、各作品についてなぜその点数なのかを意見交換するのが軸。同じ作品について「2」の人もいれば「5」の人もいて盛り上がります。

    また、全11回のテキストは、こちらのExcelファイルを参照(随時更新)。

    参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
    一年生・二年生以上・他大生・院生・社会人etc.、どなたでも歓迎します。


    神曲    泥棒日記    死霊
    | 多読会 | 00:00 | comments(5) | trackbacks(0) | - | - |
    ■ 第05回の見開きの冒頭

    10〜12月に舞台芸術の祭典「フェスティバル/トーキョー」が開催される。Arts&Booksではロメオ・カステルッチの「神曲」三部作を鑑賞する。同作はダンテ「神曲」を現代の形而上学として再構築した演劇とアート。今回はこの鑑賞会の関連企画として、ダンテ「神曲」を中心に、「聖なるもの」をそれぞれ特徴的に描いた作品を扱った。
    | Arts&Books | 2009/11/05 2:32 AM |

    ◎ ダンテ「神曲」

    演劇鑑賞に備えて。主人公ダンテは古代の詩人ウェルギリウスや死んだ恋人ベアトリーチェに連れられ、地獄、煉獄、天国を生きたまま見てまわる。地獄とは主に古代の信仰なき死者たちの住まう地下の世界であり、煉獄とは主に中世の信仰ある罪人たちの住まう山上の世界である。そして、天国とは信仰篤き聖人たちと神の住まう天上の世界である。地獄では、魂たちは罪に応じた深さの層に置かれて永遠の罰に処される。三篇の中で最も刺激的な地獄篇の魅力は、多様な悪魔や処罰の想像力豊かな描写にある。煉獄では、魂たちは昇天をめざして7つの大罪を浄めながら山を登る。最も内輪ネタ的な煉獄篇の魅力は、ウェルギリウスとのBL的な師弟関係や、ベアトリーチェとのSM的な痴話喧嘩にある。天国では、魂たちは聖性に応じた高さの層に置かれる。どの層もまばゆい光に満ち、その輝きがしばしばダンテの目を眩ませ気を失わせる。最も神学的な天国篇の魅力は、最終節の見神体験に極まる語りえぬものの表現にある。(イガラシ)
    | Arts&Books | 2010/02/09 3:44 AM |

    ◎ ジュネ「泥棒日記」

    この本はおよそどこから読み始めても、また読み終えても良い。そして題材は異端であるが極めて正統派の文学作品だともいえる。journalというものはそもそも一方向へ単線的に進行するものではない。一日、一瞬は独立し、かつ重なり合いながら生起する。細部が重要であり、全体を代表する。ところで著者は幾度も自らをプレテクストでしかないと言い及ぶ。それは同時にプレテクストなくしてはテクストも存在し得ないという態度でもある。するとやはりここで考えたくなるのはジュネ自身とこの作品の関係である。作品を発表すること、職業を変えること。これらはまさに彼の愛する裏切りであるのだろうか。徳とは色のようなものであるといえるかもしれない。そして美は花そのもの。なぜなら「花々さえ夜は黒い」のだから。とはいえ花のそのものはどうして確かめられるのか。触ることでだろうか。その解答は読了の証になる。そしてそれは美しくもあるだろう。「終局はすべて美しい」。(イザワ)
    | Arts&Books | 2010/02/09 3:44 AM |

    ◎ 埴谷雄高「死霊」

    この作品は際限ない英雄譚である。人物に多用される固定化した形容、王や王国に関係した比喩、“現存在”以上になる為の思索上の探求といった特徴がある。男性の振る舞いはほぼ礼儀正しく弱者をいたわり騎士道的だ。人物が舞台を存在感で満たしはするが、中世の物語のように人間が個として生ききっていない印象を受ける。逆にこういえるだろうか。好感を与えながら魅力的でありすぎない登場人物こそが作者自身の思弁を吐き出させるのに最も適したシャーマンなのだと。過剰な言葉の反復によって、無数のドットを打ち込んだ点描画のように埴谷の思惟の全体像が徐々に浮かび上がってくるが、結局それは明らかになり得ないのかもしれない。彼のモノローグは命名に次ぐ命名であり、言葉の輪廻となっている。その表現方法を押し進める限りどこかに行き着くことはない。とはいえ、稀有な作品だ。特に五章の殺人シーンは渾身のものがあり、又、身体性が微笑ましさの中で描かれる六章も楽しい。(サトウ)
    | Arts&Books | 2010/02/09 3:45 AM |

    ○ 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

    「ほんとうにみんなの幸のためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない」。この小説は死で溢れている。汽車で出会う人々もみんな、mortal死にゆく人々であった。だが、それでも僕らは願う。ジョバンニが鳥捕りに感じてしまったように、ほんの少し共にいるだけで、その人の幸せを願ってしまう。ほんとうの幸せってなんだろうか。それを求めるためには僕らは勉強しなきゃいけないと男は言う。precious大切なものが見える。僕らはそれについてよく知らねばならない。(マナイ)
    | Arts&Books | 2010/02/10 2:59 PM |










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